日本酒頒布会「宗太のハンプ会」

会津娘 芳醇純米 上汲み 火入らず 生　
毎年12月の宗太のハンプ会は「会津娘」からスタート。
当店と髙橋庄作酒造店との長いお付き合いが生んだ、オリジナル仕様の一本です。
しぼりたての新酒の、瑞々しい部分を汲み上げ、
通常は「瓶火入れ」で出荷されるところを、火入れを行わない“本生”で瓶詰め。
このスタイルで味わえるのは、宗太のハンプ会だけです。

今年は「穣」シリーズにも通じる、田んぼ違いの米を用いて仕込む予定。
圃場が変われば、香り、旨味、酸の立ち上がり方も変わります。
年ごとに積み重なる蔵の“定点観測”として、
その変化と成長を、ぜひ感じてみてください。

生粋左馬 純米吟醸 ハンプ会オリジナル
今年、白河市の有賀醸造では新しい仕込み蔵を新設。
すべての設備を刷新し、その新蔵で仕込まれる新酒となります。
近年、福島県南部を代表する存在へと成長を遂げている有賀醸造。
節目の年の記念すべき一本を、ハンプ会でいち早くお届けします。
仕込みには、福島県産の酒米「夢の香」を使用。
清らかな香りに、力強く締まった味わい。
新しい蔵の息づかいと、生粋左馬らしい芯のある旨味が期待できます。

天明 ハンプ会オリジナル　
毎年、挑戦を重ねてきた曙酒造から。
地元産の山田錦と雄町を使用し、
タイプの異なる複数の仕込みを行い、
最終的に蔵元の官能でブレンドして仕上げる天明の中取りシリーズ。

宗太のハンプ会では、その中から雄町のより香り豊かなタイプを選び、
単独瓶詰め、それを特別にご用意いただきます。
しぼりたてならではの爽やかさと、
天明らしい透明感のある旨味をお楽しみください。

山の井 純米吟醸 福乃香
福島県の新しい酒造好適米「福乃香」で仕込む純米吟醸。
南会津という極寒の環境と、超軟水の仕込み水が生む、
柔らかく繊細な味わいが魅力です。
香りは穏やかで、飲み飽きしない軽やかな仕上がり。
“日常に寄り添う美味しさ”を体現した一本です。

喜多の華 ハンプ会オリジナル
酒質を着実に高め、福島を代表する女性杜氏へと成長した
星里英（ほし・りえ）さんが手掛ける新作。
前回に続き、今回も“新しい辛口”をテーマに依頼しました。
しなやかで芯のある辛口—
星さんらしい感性がどのように表現されるか、どうぞお楽しみに。

ロ万 純米大吟醸 夢の香
すべての酒を餅米を使った四段仕込みで醸す、花泉酒造。
近年の米価高騰はもち米にも及んでいますが、
地元産の米を用いた酒造りを続けています。
一回火入れによる香味の安定と、
口万らしい包み込むような旨味の調和。
世知辛い世の中にこそ、こうした“浪漫のある酒”が沁みます。

ささまさむね 純米吟醸 彗星
前回の「吟風」に続く、北海道産酒米「彗星」による挑戦作。
北の米が会津の水でどう変化するのか。
個人的には、福島の酒造りと「彗星」は相性が良いと感じています。
ささまさむねの柔らかな口どけに、
澄んだ香りと軽快な余韻がどのように寄り添うのか——期待の一本です。

一歩己 ハンプ会オリジナル　
前回初登場ながら、大きな反響をいただいた豊国酒造の「一歩己」。
今回も蔵元を訪ね、ハンプ会限定のオリジナルブレンドを依頼しました。
少し甘めで、丸みのある旨味が多くの方の心を掴んだ一歩己。
その余韻をもう一度、春の訪れとともに。


會津宮泉 純米吟醸 彗星 おりがらみ 生
宗太のハンプ会ではすっかりおなじみとなった「宮泉 彗星」。
瓶内にうっすらと残るオリが、春の霞のように揺らめきます。
透明感と旨味が絶妙に交わる一本。
もはやハンプ会の“定番”と呼べる存在です。
今年も変わらず、春の終わりにお届けします。

嘉永蔵 純米大吟醸 会津産山田錦 生　
宗太商店別注、会津産山田錦による出品酒クラス。
蔵の技術と誇りを詰め込んだ渾身の一本です。
農家・米問屋・酒蔵・酒販店が一体となって挑む
「山田錦プロジェクト」もついに7年目。
いまやこの山田錦で全国新酒鑑評会に挑戦する蔵も増えています。
果たして最初に金賞を手にするのはどの蔵か——。
その未来も、共に見届けましょう。